あなたは面白い話が好きですか。YouTubeやテレビでユーモアのあふれる広告を見たことがあるでしょう。そうしたコマーシャルの笑えるセリフはいつまでも記憶に残っているのではないでしょうか。
企業は、お客さんを増やすためにかなりの額のお金を投資して広告を放送させています。ですから、コマーシャルでは短い時間で覚えてもらうための工夫がされています。 (あるテレビ局では広告を放送するために最低でも税別100万円は必要だそうです。効果を感じるには少なくとも300万円~500万円かかると案内されていました。)
数字を面白く覚える
今は少なくなってきましたが、会社の電話番号の語呂合わせを繰り返すコマーシャルがあります。あなたもいくつか思い出せますか。
私たちも勉強するときに数字を覚えなければならないことがありますね。
歴史の年号や、数学や化学の数値、地理などで出てきた数を覚えるときには、ぜひ語呂合わせを使って覚えるようにしましょう。
ありきたりなものとして、源頼朝が征夷大将軍に任命された1192年を、「イイクニつくろう鎌倉幕府」と覚えている人は多いでしょう。「年号 覚え方 面白い」といったキーワードで検索すると,様々な語呂合わせがヒットします。
年号の千の位の数字は大体分かるはずなので、百以下の位だけ覚えてもよいかもしれません。そうすれば語呂を考えるのは3つの数字だけで済みます。
語呂合わせのヒント
幸い日本語では数の数え方が1通りではありません。 数に対応する文字を表にしてみましたので、語呂合わせをつくるときの参考にしてみてください。この他にも英語の数詞(one, two, ・・・)の発音も使えます。
数 | 対応する文字 |
0 | れ(い)、ぜろ、わ(輪) |
1 | い(ち)、ひ(とつ) |
2 | に、ふ(たつ)、じ(二) |
3 | さ(ん)、み(っつ) |
4 | し、よ(っつ) |
5 | ご、い(つつ) |
6 | ろ(く)、む(っつ) |
7 | し(ち)、な(なつ) |
8 | は(ち)、や(っつ) |
9 | き(ゅう)、こ(このつ)、く(九) |
10 | じ(ゅう)、と(お) |
言葉も面白く覚える
語呂合わせを使って覚えられるのは数だけではありません。
地名や元素記号、覚えにくい英単語なども、発音の正確さに目をつむれば語呂で覚えられます。
例えば、ignore(無視する)という英単語は、「イグアナに無視された」と覚えることができます。せっかくジョークを言ったのに、イグアナがその目をクルッと回してシレーッとしている様子を思い浮かべてください。

また、notorious(悪名高い)という英単語は、「ノート盗り、明日返す」と覚えることができます。ノートを盗んで、「明日返すよ。」と言いながら絶対に返してくれない(と悪名高い)クラスメートがいたら…。

このように、先生に聞いたり、インターネットで調べたり、自分で考えるなどして面白い語呂合わせで覚えましょう。
語呂を作るだけでは未完成!
コマーシャルでは、印象的なメロディーやリズムに合わせて語呂が繰り返し発音されるのではないでしょうか。では、語呂合わせを考えたらリズミカルに、また面白いイントネーションをつけて繰り返し口ずさみましょう!
広告の画面はどうですか。これもまた思わず目が向くような映像が映し出されているのではないでしょうか。同じように、覚えるときには語呂で作ったストーリーを思い浮かべたり、絵にしたりして自分に強く印象付けましょう。
まとめ
数字や言葉を覚えるときには、語呂合わせを使ってみましょう。
面白い語呂合わせがあれば記憶しやすくなります。お笑い芸人さんのネタになるほど面白くする必要はありません。広告を見ているかのようにイメージしながら、語呂合わせを面白おかしく何度も口ずさみましょう。そうするなら、暗記することがすこしは簡単になるでしょう。