せっかく計画を立てたのに、途中でうまくいかないとどうでしょう?モチベーションが下がりますね。
あきらめの気持ちが湧いてきて(今日はもういいや、明日やろう。)と思ってしまうかもしれません。そうなると、残りの時間の過ごし方に悪い影響があります。
では、計画倒れを防ぐためにはどうすればよいでしょうか。
現在地を確認する
ところで、あなたは道に迷ったときにどうしますか。きっとスマホでGoogleマップなどの地図アプリを開いて、現在地を確認するでしょう。
同じように、まずは今の状況を把握することから始めましょう。自分がどのように時間を過ごしているか、一週間分の記録をつけることができます。そうすれば、自分の生活パターンを客観的に評価できるようになります。
計画通りにいかない原因はこのようなものかもしれません。
- ゲームやマンガ、スポーツなど、他のやりたいことを優先している
- スマホであてもなく動画を見たり、ネットサーフィンをしたりしている
- スマホに通知が来て中断してしまう
その一週間のうち、やらなければ良かったと後悔する使い方をした時間に52をかけてください。
それが1年間に「失った」時間の長さです。ぞっとしませんか?
目的地を意識して計画倒れを防ぐ
例えば、ゲームをプレイする誘惑に負けてしまうことが原因だとしたらどうすればよいでしょうか。こうするといいかもしれません。
- まず箱を用意して、志望校の写真を外側に貼りつけておきます。そして、その箱の中にゲーム機を入れておきましょう。
- その箱を、クローゼットや押し入れなどの少し不便な場所に置いておくようにします。
この提案にはどのようなことが関係しているでしょうか。
第一に、自分の動機と行動の結果をよく考えることです。
どこかへ行きたいときは、まずアプリに目的地を入力して設定するのではないでしょうか。そして進むべき方向を意識して歩くはずです。
そもそもあなたが勉強をしようと思う理由は何ですか。志望校に合格したいから勉強するという人は少なくありません。その場合、志望校の写真を見ることから自分の動機を再認識できます。そして、誘惑に負けたらどんな結果になるかを考えます。
定期テストで悪い点を取ったことがあるなら、その抹消してしまいたい答案用紙をゲーム機の入った箱の外側に貼ることもできます。

障害物を回避して計画倒れを防ぐ
第二に,誘惑となるものを自分の勉強机から遠ざけることです。
あなたが目的地に向かって歩いているとき、もし目の前に大きな穴があったらどうしますか。穴の底まで降りていってまた登りますか。それとも、穴の縁ギリギリを歩きますか。きっとそうはせず、まわり道をするはずです。穴に落ちないように離れて歩きます。
同じように、誘惑となるものを自分から離しておけば、それに負けそうなときに踏みとどまる助けとなります。ゲーム機を取り出すことが少し億劫に感じるような環境を、あらかじめ作っておくのです。

まとめ
計画を立てて実行することは、地図を手に歩いているようなものです。
まずは現在地を確認し、次に目的地に注目して進む方向を定めます。障害物があれば回避します。
同じように、計画倒れを防ぐにはまず自分の時間の使い方を把握し、次に自分の動機と行動の結果をよく考えることができます。障害となる誘惑からは離れましょう。そうすれば、目的地にたどり着くために最善のことを行えます。