どんな境遇の人にとっても1日には24時間しかありません。ですから、もし思いついたことを思いついたときにやるとしたらどうでしょうか。
より大切なことを思いつかず、どうでもいいことをしてしまうかもしれません。また、(さあ、次は何をやろうか)と考える時間も無駄でもったいないですね。
1日はあっという間に過ぎ、繰り返し「明日」にやるべきことは増えていってしまいます。
「明日」も24時間しかないのですから、結局はどれかを諦める選択をしなければなりません。
やるべき事は多い
「3つのステップで計画を立てよう」の項では、基本的な学習計画の立て方を考えました。
それをやってみてどうでしたか。多くの科目があるので1日のうちにやるべきことは多いとお気づきになったでしょう。
ただでさえ学校と部活、塾や習い事などとスケジュールが埋まっているのに大変ですよね。
無駄に考える時間をなくそう
それで、1日のうちにやるべきことが明確になったら、それらを箇条書きしてみることをお勧めします。そして、優先順位を決めてそれらに番号を振るなら、次の課題に間髪を入れずにとりかかれます。
(さあ、次は何をやろうか)と無駄に考える時間をなくすのです。
こなせた課題に横線を引いて消せば、やるべき事のリストはどんどん減っていきますよ。
例えば、ある日のうちにやるべき事をまとめます。ここでは番号順に並んでいますが、そうである必要はありません。


工夫する
もし全てをこなせなかったら、計画が現実的ではないことのサインかもしれません。優先順位を見直すこともできます。
その紙の上の方に「〇〇高校(大学)に合格」とか、「次回のテストでは〇〇点を取る」、「偏差値を〇〇上げる」などと目標を書いておくとモチベーションを保つ助けになるでしょう。
計画倒れを防ぐ工夫につきましては、別項で扱いたいと思いますので楽しみになさってください。
時間割をつくる
下のように、時間割を作って何時になったら何をやるべきかを決めておくこともできます。
学校の時間割のように1週間分の予定を立てるなら、翌週も使い回せるので無駄がありません。
その日だけの予定は別に欄を設けてそこに記しましょう。
もし時間割の通りに生活できず、1日の途中でモチベーションが下がってしまいそうになるときは、「時間はあくまでも目安」と割り切っておおらかにとらえるように努めます。

まとめ
3つのステップで1日あたりにやるべき事が明確になったら、それらを箇条書きにして優先順位の番号をふります。こなせた課題は横線を引いて消します。1日の終わりには、達成感という喜びを味わうことができます。
学校のような時間割をつくれば、自分の時間を管理する難しさと格闘でき、その経験は大人になったときにも役立つでしょう。