やる気が出なくて困ることはありませんか。

せっかく学ぶ環境が整っているのに、勉強しないのはもったいないと言われるかもしれません。一方で、地味でつまらないことをやらされるのはストレスになります。勉強が好きだという人は少数派かもしれません。

やる気とは、広辞苑の定義によると「物事を積極的に進めようとする気持。」のことです。
似ているものとして、動機付けという言葉もあります。これは「人や動物を行動に駆り立てること。」と説明されています。
このコラムでは、以下のようにかぎ括弧の有無で言葉を使い分けています。

  •  やる気 (を引き起こすこと) = 自律性の高い動機付け
  • 「やる気」(    〃     ) =    動機付け

4種類の「やる気」つまり動機付け

私たちが勉強する「やる気」、つまり動機付け(モチベーション)は4つの種類に分けられることがあります。

勉強すること自体が楽しいので勉強したいという「やる気」は内発的動機付けというものです。それについては、「やる気を出すには?」というコラムで主に取り上げました。

内発的動機付けと対照的なものが、外発的動機付けです。親や先生に叱られるからとか、ご褒美をもらえるから勉強するというものです。すでにある内発的動機づけを減らしてしまう困った効果(アンダーマイニング効果)もあります。

これら2つの「やる気」の間に位置するが、同一化的動機付けと取り入れ的動機付けです。

同一化的動機付けとは、自分がかなえたいことを実現させるために勉強するという「やる気」です。将来医者になりたいから勉強するとか、志望校に合格するために勉強する、といったものです。勉強することの重要性を意識して積極的に勉強するときのモチベーションです。

取り入れ型動機付けとは、義務感や悪い点数をとると恥ずかしいから、達成感を得るためなどという理由で勉強するときの「やる気」です。これは幾分か引っ張られているイメージですね。

これら4つの「やる気」を自分から勉強する、つまり自律性が高い順に並び替えると、以下の順になります。

  • 内発的動機付け
  • 同一化的動機付け
  • 取り入れ的動機付け
  • 外発的動機付け

「やる気」を電源に例えると

私たちの「やる気」を電気に例えてみましょう。

私たちの身の回りには多くの電気製品があります。電卓のようにソーラーパネルがついていて電池が要らないものがあります。これは内発的動機付けで勉強する人のようです。あたかも電源を必要としないかのように、自律的に勉強できるといいですね。

スマホなどバッテリーが内蔵されている充電式の機器はどうでしょうか。これは同一化的動機付けで勉強する人のようです。定期的に充電をするように、自分が何のために勉強しているかを思い返してください。

懐中電灯のように乾電池を入れて動作させるものはどうでしょうか。これは取り入れ型動機付けで勉強する人のようです。定期的に電池を入れ替えるように、モチベーションを維持するためには定期的にテストを設けてもらうなどして引っ張られる必要があります。

最後に、電気スタンドやテレビはどうでしょうか。これは外発的動機付けで勉強する人のようです。壁にあるコンセントに繋がなければ動作しないように、もらうご褒美などが(増え)なければ勉強しなくなる恐れがあります!

  • 内発的動機付け           太陽電池
  • 同一化的動機付け       内蔵電池
  • 取り入れ的動機付け    乾電池
  • 外発的動機付け           コンセント
ソーラーパネル付きモバイルバッテリー

より自律的な「やる気」を高めよう

停電に強いのはどのタイプの電源の機器でしょうか。乾電池を沢山用意しておくのは反則です。(笑) 
壁のコンセントでしか動けない機器が停電に弱いのは確かですよね。自律的なモチベーションを持って積極的に勉強できる人の方が有利ではないでしょうか。

自分からすすんで勉強できていないと感じていますか。
より自律的な「やる気」を高めるよう工夫するのはいかがでしょうか。

2番目に自律性が高い同一化的動機付けは、望ましい動機付けだといえます。
これを強めるために、結果をよく考えることは助けになります。
よく勉強して良い成績を修めるなら、どのようなことを実現できるでしょうか。

志望校に合格するために勉強している方はできるだけ早く実際に学校見学してください。
記念写真を撮って勉強部屋に飾っておきましょう。
先輩たちの学年の合格発表を見に行くとかなり刺激になるでしょう。
文化祭などのイベントに参加することもできます。
志望校でのスクールライフを満喫している将来の自分を思い描いてみましょう。

志望校でのスクールライフを思い描いてみましょう。

晴れて志望校に合格できたとしても、その後にやる気を失うことがありえます。
ですからもっと長期的な目標も、合格前に考えておく必要があります。

まとめ

動機付けには4つの種類があります。これらのうち、自律性が高いモチベーションを高める工夫をすることはやる気を出す助けになります。結果をよく考えましょう。

勉強をすることよって、あなたの人生における選択肢はどのように増えるでしょうか。

 

➡ 最も自律的なやる気を高めるには?【効果的な勉強法】やる気を出すには? もご覧ください。