学校や塾では色々な授業を受けます。
これまでに受講して良かったと思える授業はありましたか。

どんな授業が良い授業だと言えるのでしょうか。このコラムでは3つのポイントを取り上げます。

面白い授業

授業を受けて(へぇー)とか、(面白いなぁ。)と少しでも思える授業は良いものです。

ここでの「面白い」という言葉には2つの意味があります。

一つは、表面的な面白さで、もう一つは深い面白さです。どちらも有ると良いですね。

先生が面白いジョークや雑談をしてくれると場が和みます。
覚えやすくするために笑える語呂合わせを教えてくれるかもしれません。
これらが表面的な面白さです。

深い面白さのある授業とは、新しい発見があったと思える授業や、学ぶのが楽しいと思える授業のことです。
初めて知ったことや理解できたこと、そして自分でできるようになったことから(楽しい)という思いが湧いてきます。

教えていることは同じなのに、教える先生によってこの深い面白さの面で差が出るのはなぜでしょうか。
それは、見せ方が異なるためです。
では、どのような授業が魅せる授業なのでしょうか。

よく質問される授業

世界の見どころをクイズ形式で紹介するテレビ番組があります。
巧みな質問によって、視聴者は続きが気になります。CMを挟んでもチャンネルが変えられないように工夫されているのでしょう。
ただ事実を淡々と伝えられるとつまらないかもしれませんが、質問されることによって(ふしぎだなぁ)と思います。
そして答えを知ると何か新しいことを発見したような気になります。

良い教師は頻繫に質問をします。生徒を指名する場合もあればしない場合もありますが、指名される方がよく考えるのではないでしょうか。

質問にはどのようなメリットがありますか。

第一に、巧みな質問をされると好奇心が刺激されます。ふしぎなことを発見できる授業になります。

第二に、順序良く段階的に質問されることによって、正しい考え方つまり論理的な思考力を磨けます。
教師の質問にガイドされつつも、生徒が思考力を働かせて正しい答えに至れたらどうでしょうか。
良い教師はそのことを誠実に褒めますので、授業はより楽しいものとなるでしょう。

第三に、大事な要点の部分で質問されると、そのことにしっかりと意識が向きます。
要点を示す方法は、単に「ここが大事だよ。」などと言うことだけではないのです。

置いて行かれない授業

良い教師は生徒たちの答えや表情、身振りや仕草などから、生徒が授業についていけているかを見極めます。
生徒が理解できていないことに気づくと、それに応じて授業内容を調整できるからです。

たしかに、限られた授業時間内でカリキュラムをこなす必要がある場合には限界があるでしょう。
でも、授業時間に余裕があるはずなのに置いて行かれることが多いときは要注意です。
授業のレベルが自分のレベルに合っていない可能性もあります。

クラッセでは生徒個人に寄り添い、一人ひとりに合わせて教えます。

まとめ

質の高い授業は、面白い授業です。

授業を面白くさせるためには、ジョークを言う以上のことが求められます。

あなたが受けている授業では、よく質問をされますか。
ほとんど先生のペースで授業が進んでいませんか。