留学すると英語漬けになれるので上達しやすいと言われています。
でも、感染症や費用の面で留学しづらい状況が続いていますね。
留学できなくても英語を正確に発音できるようになれるのでしょうか。

その前に、そもそもなぜ英語の発音に気を配る必要があるのでしょうか。
発音が同じ箇所を選ぶ問題やアクセントを問う問題の対策をするためだけが理由ではありません。

発音が大事な理由

それは、ある程度正確に発音しないと英語を母国語とする人たちに通じないからです。(日本訛りの英語に慣れている方々は例外です。)

例えば、「考える」という意味の’think’を「スィンク」と発音したらどうでしょうか?
実は厄介なことに、それと同じ発音の単語があるのです。
‘sink’という単語には「沈む」という意味があります。
「アイ スィンク」と言うと、「私は沈む」という意味になってしまいます!

せっかく沢山の単語を暗記して文法もマスターしても、発音が不正確なせいで通じなかったら筆談するしかありません。
それって残念だと思いませんか?
留学するとしても、事前に正確に発音できるようになっておくと現地の人と口頭でコミュニケーションがとれるので安心感がありませんか。

もう一つの理由は、リスニング力の向上に役立つからです。
あなたは自分が正確に発音できる言葉と、発音できない言葉とではどちらが聞き取りやすいと思いますか?
正しく発音できる言葉の方が聞き取りやすいのではないでしょうか。

上達のカギは、中1英語 最初のページの復習

日本人はLやRなどの発音が苦手だとよく言われます。
なぜでしょうか?諸説あるとは思いますが、少なくとも発音の仕方は学んでいるはずですよ。
それはいつですか?中学1年生のフォニックス( phonics )を学ぶ授業のときです。
フォニックスとは、アルファベットの綴りと発音の関係のことです。A, B, C, ・・・とアルファベット学んだときに発音も習ったことを覚えていますか。
この基礎をしっかりと据えないことには、英語の発音は上達しません。まるで緩い地盤にビルを建てるようなものです。
では、それが苦手だったら復習するかもう一度習えばよいのではありませんか。

ところで、野球選手はバッターボックスに立ってから、ピッチャーの投球に合わせてちょっと素振りでもしてみようと思うでしょうか?
どんなに完璧な素振りでフォームがキレイでも、球に当たらないことには得点にはつながらないのではありませんか。
わたしたちも、「狙いを定めて打つ」必要がありませんか?
苦手な弱点という球に狙いを定めることは、効果的に勉強するうえで欠かせません。
それが自分の学年とかけ離れていたとしてもそうです!

狙いを定めて打とう。

発音記号を覚えて上達しよう

単語の読み方を表すために、カタカナが使われることがあります。
たしかにそれには便利な面もありますが、限界があります
それは、カタカナでは日本語にはない音を表現できないからです。

例えば、‘think’の’th’というつづりの部分は「ス」に似ていますが異なる音です。
前歯で舌の先を軽く噛むようにして発音します。しっかり噛んでしまうと発音しにくいので注意してください。
この音は’ θ ’とギリシャ文字のシータで表されます。

また、母音と子音をしっかり区別しましょう。
母音とは’a, i, u, e, o’「アイウエオ」のことで、子音はそれ以外の音です。
例えば、「ス」はローマ字にすると’ su ’ですね。これは’ s ’という子音と’ u ’「ウ」という母音の組み合わせです。
英語に比べると日本語は母音だらけです。
日本語のようなつもりで、勝手に母音を付け足さないようにしましょう。

声の大きさと高さを意識して発音しよう

声は楽器のようです。速さだけでなく、大きさや高さを変えることができるからです。

日本語ではあまり声の大きさは変化しませんが、英語では頻繁にあります。
一つ一つの単語のうち、どの母音を強く読むかが決まっているのです。
発音記号を見ると、「́ 」という記号がふられています。そこは大きめの声で発音してください。

英語でも日本語でも、何かを尋ねるときは語尾が上がりますよね。
英語では文中の至る所で、声の高さが日本語よりも大きく変わります。
少し大げさに言うと、歌を歌っているかのようです。

日本語を一生懸命に話す英語圏の方々を鑑(お手本)にしましょう!

ものまね上手になって上達しよう

あなたは誰かのモノマネをしてふざけたことがありますか。
英語の発音を上達させたいなら、ものまね芸人さんになってください。
誰のモノマネをするのでしょうか?
教科書のCDや音声ダウンロードでその声を聴ける、模範的な朗読者をです。

ものまね上手になろう。

最初のうちは、自分の聞き取れる範囲を聞いてから一時停止し、声を出します。文章を目で追いながらで構いません。
次に、一つの文が読まれる毎に一時停止して朗読します。

慣れてくれば、朗読の音声を聴きながら少し遅れて追いかけるように発音することができるでしょう。(シャドーイング)
あまり大きな声を出すと肝心の音声が聞こえなくなるので注意してください。

教科書の本文に授業で習った語句の意味や文法用語、意味のカタマリなどを書き込んでおきましょう。朗読しながら授業の復習も同時にできるので一石二鳥です。
練習し、練習し、練習しましょう!

リアルな英語の発音を聞くために、質の良いヘッドホンやイヤホン、そしてスピーカーを使うことができます。高価な物を買う必要はありません。
おすすめのスピーカーの置き方につきましては、【効果的な勉強法】長時間机に向かう秘訣とはをご覧ください。

先生に朗読を聞いてもらって発音をチェックしてもらうこともできるでしょう。
自分の朗読を録音してから聞いてみることもできます。

フォニックスを制する者は発音を制す

ピアノを弾くときの手の形、ヴァイオリンの構え方、野球のバットの振り方などあらゆるものに共通するのは、間違ったフォームが身についてしまうとそれを修正するのが大変なことです。

英語の発音も同じです。フォニックスが正しく身についていないのにシャドーイングをいくらやっても上達しにくいです。自分の間違った発音がますます定着してしまうかもしれません。
そのような状態では、フラッピングやリエゾンなどの技術を学んでも改善にはならないでしょう。

どの科目にも共通することですが、基礎が大事です。
砂の上に家を建てないように気をつけてください。嵐が来ると、壊れてしまいます。
英語の発音を上達させたいなら、フォニックスという基礎を軽視しないでください。

間違ったフォームを身につけないよう気をつけてください。

まとめ

口頭でコミュニケーションをとるため、またリスニング力を高めるために正確に発音できることは大切です。フォニックスを復習し、発音記号を覚え、母音を付け加えないように注意しましょう。声の大きさや高さにも気を配ります。
そして、教科書のCDや音声ダウンロードの音声をモノマネしましょう。
そうすれば、英語の発音が上達したことに気づくようになるでしょう。