人と比べると張り合いがあるという人は少なくありません。特に受験勉強をする上では、同級生と比べることが必要な場面が確かにあります。
でも、自分を誰かと比べすぎるなら後々成績を下げるNGな性質が育ってしまう可能性があります。それはどんな性質ですか。

勉強が苦手な人と比べすぎる‐高慢

勉強が苦手な人と比べると自信がつくかもしれません。しかし、高慢というNGな性質が育つリスクがあります。
広辞苑の定義によると、高慢とは思いあがって人をあなどることです。クラスの中で自分が優等生だと思っている人は、高慢さを自分の内に育てないように気をつけてください。
高慢になると、自分を過大評価してしまいます。
かめと競争したうさぎのように、自分の能力を過信してしまって努力の手を緩めてしまうでしょうか。

また、自分のレベルに合っていないのに難易度の高い参考書や問題集を使うことにこだわってしまいかねません。
仮に何かしらの科目や単元で弱点が見つかったとしても、基礎、とりわけ自分よりもかなり下の学年で学ぶことを復習するのに大きな抵抗を感じるでしょう。

このような人は効果的に勉強しにくくなるので、高慢は成績を下げるNGな性質といえます。
塾の先生などに安易なことを大袈裟に褒められるなら、この高慢さが助長されてしまうでしょう。

謙遜な人は成績を上げやすい

一方で、成績を上げる望ましい性質は、謙遜です。
謙遜だと、良くできる人にやり方を訊いて真似ることができます。また、先生や親のアドバイスを当てはめようとします。
謙遜な人は自分の限界を認められます。たとえ周りの人が特定の参考書を使っているとしても、それが難しいと感じるのであれば身の丈に合った参考書に買い替えることができます。
自分の学力に合った教材を使うことは、効果的に勉強するために欠かせません。
このように、謙遜な人は効果的に勉強する機会に恵まれるので成績が上がりやすいのです。

勉強が得意な人と比べすぎる‐卑屈

勉強が得意な人と比べると、悔しさをバネにして頑張れるかもしれません。でも、卑屈という成績を下げるNGな性質が育つリスクもあります。卑屈とは、自らを卑しめるいじけたさまであることです。
いじけるとは、ひねくれて臆病になることです。
自分は劣等生だと感じている人は、(自分なんてダメだ。)と自らに言い聞かせないでください。
卑屈になると、自分を過小評価してしまいます。

あなたの目の前には、やってもできないことと、やればできることがあります。それらをどのように識別できるでしょうか。
明らかに見分けられるものもありますが、やってみないと分からないことは少なくありません。
卑屈になると、失敗に対して臆病になってしまうので初めから諦めてしまいます。そもそも挑戦しようとしなかったり、努力を怠ったりしかねません。

このように、自分で自分の可能性を閉ざしてしまうので卑屈さは成績を下げるNGな性質といえます。

適度な自尊心は必要

一方で、適度な自尊心があれば臆病にならずに済みます。心が安定するので落ち着いて勉強できます。
もし卑屈になってしまいそうなときは、成功したことを思い巡らしてください。初めて自転車に乗った時のこと、初めて泳げた時のこと、初めて逆上がりができたときのことを思い出してください。
もしかしたら、最初は自分にはできそうにないと思っていたかもしれません。
どのようにしてできるようになったのですか?
何度も挑戦して何度も失敗したからではありませんか。

クラッセでは努力成長気付いたことを褒めてもらえるので、本物の自信が身に付きます。

自分と同じレベルの人と比べすぎる‐過度の競争心

このように、自分と学力に差がある人と比べすぎるならNGな性質が身につく可能性があります。ですから、もしライバルを作るのであれば、自分と同じ(か少し上の)レベルの友人を選ぶことになります。

でも、それで全てが解決するわけではありません。
過度の競争心が育ってしまう恐れがあるからです。そうするなら、学ぶ目的を見失ってしまうかもしれません。

それまで楽しいから学びたい、好奇心が満たせるから学びたいと思っていた好きな科目までもが競争のレーンと成り果ててしまいます。
ある仕事に就きたくて、もしくはある学問を学ぶために決めていた志望校を受験するのをやめて、少しでも偏差値の高い学校ならどこでも良いと思うようになるかもしれません。
カンニングをしてでもライバルに勝ちたいと思ってしまうでしょうか。

過度の競争心は、学ぶ目的を見失わせます。

また、ライバルが見いだせなくなるとモチベーションが下がってしまう恐れもあります。
あなたは、何でも一番でないと気が済まない人と親しくなりたいと思いますか。

最近の自分と比べよう

遠い過去の自分を競争相手とするならどうですか。もし負けたらがっかりしてしまうかもしれません。現在と遠い過去とでは状況や体調が違うかもしれないので、フェアとはいえないこともあるでしょう。

それでは、近い過去である最近の自分と競争するのはいかがでしょうか。
たとえば、先週の同じ曜日よりも多く勉強することを目標にできます。
100マス計算などの同じ課題をより速くより正確に解くことで、今シーズンの自己ベストを更新できますか。
前回のテストの点数や偏差値(間接的に人と比べてはいますが)を超えることを目標にするのもよいでしょう。

最近の自分と比べるなら、自分の成長を喜ぶことができます。

まとめ

自分をライバルと比べることは薬のようです。やる気を引き出す効果もあれば、副作用もあります。
高慢や卑屈といった性質は、成績を下げるNGな性質です。
過度の競争心も良くない影響を及ぼします。

一方で、最近の自分と比べるならそのような性質が育つリスクを避けつつ、自分の成長を喜ぶことができるでしょう。