テストで良い点を取るには、色々なことを記憶することが必要です。
英単語や漢字、社会の用語、数学の公式、理科の化学式など…とキリがありません!
覚えなければならないことが多すぎて頭がパンクしそうだと感じることはありませんか?
何かを覚えることそれ自体が苦手だと感じている人も少なくはありません。
あなたは何かを覚えなければいけないとき、どのようにしていますか?
もしかしたら、目で見るだけで何とか覚えようとしているかもしれません。
前回はNGな勉強法についてお伝えしましたが、今回は効果的な勉強方法のひとつ、体を使って覚えるという事についてお伝えしたいと思います!
私たちはどこで覚えているのでしょうか?
コンピューターはハードディスクやSSDなどといった部品に情報を蓄えています。では私たちはどこで情報を記憶しているのでしょうか。それは脳です。脳は体のあちこちから送られてくる情報を処理しています。
「脳よ、どうか覚えてくれ!テストが迫っているんだ!」そんな風に頼みたくなります。
あなたが誰かに何かをして欲しいとき、特にどうしても頼みたいときはどうしますか?
大きな声で頼むのではないでしょうか。
それでは脳に対しても「大きな声で」頼むのはいかがでしょうか。
つまり、脳に入ってくる信号の量を増やすのです。でも,ライトを眩しいほどに明るくして見るという意味ではありません。それは目の健康に良くないでしょう。
基本的な記憶法とは?
ではどうすればよいのでしょうか?
まず、紙と鉛筆を用意します。そして、朗読しながら紙に書くのです。
これを何度も繰り返します。
そうするなら、目だけでなく、耳からも手からも刺激が脳に届くようになります。
覚えにくい単語があったら、ジェスチャーなどをしながら声に出すことができます。
例えば、dance(踊る、飛びはねる)という単語を覚えたいときには、「ダンス」「ダンス」「ダンス」と何度も声に出しながら紙に複数回スペルを書きます。
そして実際に踊ったり飛びはねたりしながら、「ダンス」「ダンス」「ダンス」と言います。
Cのスペルが間違えるポイントなので、Cの字を描くようなごく短いダンスを創作してください。
書いてはジェスチャーし、書いてはジェスチャーすることを繰り返しましょう。

ジェスチャーできるのは、動きを表す言葉である動詞(日本語で伸ばすと「(踊る)~う」)だけではありません。
言葉が通じない相手に伝えるなら、どんな身振り手振りができますか?
ジェスチャーしにくい名詞については、実物を手元に持ってきたりその画像を見たりすることで自分に強く印象付けることができるでしょう。
五感を使って覚えるのも効果的
なかなか覚えられない単語が食べ物や飲み物の単語であればしめたものです!
もうお分かりですね?そうです。実際にそれを飲み食いしながら覚えるのです。
そうすれば五感をフル活用して英単語を覚えることができます。
輸入された食品を買ってきたら、そのパッケージやラベルに書かれている単語を覚える絶好のチャンス到来と言えるのではないでしょうか?
覚えられたらお代わりできるといったゲームの要素を取り入れるならモチベーションアップ間違いなしです。
もし旅行に行く予定があれば、その土地の地理や歴史、地名の漢字を覚える絶好の機会といえます。 例えば山梨県へ行くのであれば、ブドウ狩りなどを楽しみながら果物の生産量、扇状地、甲府盆地といった山梨県の地理、武田氏の歴史、火山の形態などについて学んでみるのはいかがですか。

まとめ
視覚、聴覚、触覚、ときには嗅覚や味覚を総動員して脳をたくさん刺激して記憶しましょう。
この他にも記憶するうえで大切なポイントがありますが、体を使って覚えるということは効果的に勉強するうえでの基本といえます。
➡ 100年以上前に発見された記憶のカギとは?
➡ 強力な記憶法、段階的間隔想起法とは?